WZ EDITOR 6.0 Preview
有償のエディタソフトにまだ道があるのかどうか?簡単に答えが返ってきてしまいそうで聞く聞けない命題ですが、とりあえずそういう心配は棚に上げて、WZ EDITOR 6.0がPreview版として公開されています。
ダウンロードサイト:
http://www.wzsoft.jp/wz6/
2chスレ:
http://pc11.2ch.net/test/read.cgi/software/1219519496/
これまでほとんど止まっていた2chスレがPreview版の公開とともに動き出したのは、(賛否はおいといて)ありがたいことです。Preview版も公開されたことだし、そしてすでに私も「中の人」ではないので、ここらで本音を語ろうかと……
山ちゃんがWZ6の(プレ)プレビュー版を作ったので見て欲しいと、中村社長から連絡を受けたのは4月の初旬でした。もちろん、それよりずっと前から開発してるのは知ってました。WZ6に向けてホームページを改変するお仕事も請けていましたし。
内部ロジックを変えたいからバージョンアップするというのは、プログラマの立場からはわかりますし、マクロの互換性が取れなくなることもWZモバイルのときに結論出たものでした。しかし、プレビューの0.1版は、ある意味期待通りにWZモバイルをそのままWindows環境で動かしたようなUIで、一通りの動作確認でレポート書いたあとは即効で削除させてもらいました。
中身を変えても外身を変えないのがまっとうなソフトウェアのバージョンアップで、いわゆるソフトウェア評における「正当な進化」という言葉をもらえる代物かと言えば完全にアウトです。
先にプレビューを見ていた某氏もすぐに「相変わらずの独自路線、どうぞ自分の道を」とバッサリ。それでも、犬猿の仲(蛇と蛙のほうが近い)を超えて、プログラマ用ならせめて色分けくらいと、いくつかアドバイスをしてくれたようです。
メニューやダイアログを独自ルーチンで描画するのは勝手ですが、見かけの挙動は標準APIと同じでなければあり得ません。このまま公開したら総スカン食らうのは目に見えていました。
山ちゃんとも長年の付き合いですから、これを一般公開したときに、せめてファンの人から「これもありかな」と言ってもらえるレベルまで付き合うことが、私の使命だと思ったわけです。
もう社員でもなんでもないから、というわけでもないですが、言いにくい言葉もだいぶ使わせてもらいました。「私なら、セットアップを見ただけでインストールしない。このセットアップを作った作者や会社を信用できないから」とか「セットアップに目をつむってインストールしても設定ダイアログを開いた瞬間にアンインストールする」とか、「せめてセットアップには既存の開発ツールを使ってくれ」とか、最後は譲歩して「お願いだから見かけだけでも」とか、ほとんど悲鳴でしたね(アレでもセットアップは一新されたもの)。
私や中村社長がどんなに苦言を呈しても、WZエディタは最初から最後まで山ちゃんの個人著作プログラムですから、彼が納得しなければどうにもならないわけです。
そうこうして、身内プレビュー版を4ヶ月ほど積み上げて、皆さんが目にしている「プレビュー版」になったわけです。思い返せば0.1版には画面をペイン分割するという思想がなかったし、ファイル>開くをWindows標準ダイアログにするよう説得できたのは公開直前でしたけど(w
まだまだ問題も多く、第一印象でバッサリ切られる率も未だ半分超えてると思いますが、1対1で押し問答を続けても埒が明かないわけで、山ちゃん自身が早期の公開と販売を望んでいる以上、後はネットで揉まれるしかないのかもと中村社長に提言しました。社長は最後まで公開に慎重でした。
公開を決めた後も、ネット・コミュニケーションが不得手な山ちゃんなので不安は募るばかりです。VZのc.mosさんのように、ネット文化に同化できるキャラクターだったら心配ないんですけどね。
でまあ、2chを見てると、悲喜こもごもそれなりに人が集まってくれているようだし、少なからぬ縁故のある某君がユーザーズサイトを立ち上げてくれたこともあり、当初の目標は達したと自分に言い訳しているこの頃です。できたら、皆さんの後ろ盾を期待してあとを譲りたいのです。正直なところでは疲れたし……
最後に、0.1版以前から(ハングアップを繰り返しつつ)仕事に使い続けてきた中村社長に最敬礼申し上げます。
その中村社長の隠居願望をかなえるべく、山ちゃんには個人シェアウェア作家として自立してもらいたかったんですが、まだ隠居はできない模様。世の中不思議なもので、看板背負ったソフトには厳しい言葉を吐く人が、シェアウェア作家には個人という理由で優しいのですよね、流通形態の違いでしかないのに。
私の意見としては、事ここに至っては体裁を整えるより、カミングアウトして裸であたったほうが打開策が見えると思っています。ソフトウェア流通はすで崩壊していて新規口座は開くいとまもないし、老舗ですら並べる棚はどこにも存在しません。それでも、個人の顔を出すことを躊躇う山ちゃんの心情は理解できなくもないですが、その一手遅れが大事にならないことを祈るばかりです。
ともかく、冒頭に掲げた命題に関わらず、「自分にはこれしかない」と懸ける山ちゃんと、どこまでも支援する漢(おとこ)中村満氏の心意気に幸あれ。
p.s.
このエントリーは削除される運命にあるかもしれません。
あるいは削除もされず更新が止まった場合は、「これじゃ応援になってない」と中村社長(元ボクサー)に殴り殺されたと思ってください。こんな駄文を検閲なしで投稿するのは命を懸けた冒険であります。ええ、純体育会の上下関係ですから (><)
……真剣に考えると、中村社長より山ちゃんから文句が来るかなあ。NIFTYのサポートを仕切ったら、作者でもないのに勝手なこと書くなと叱られたことあるし(w
